May 17, 2007

読書: なぜ投資のプロはサルに負けるのか?

これ読みました。

なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方 なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方
藤沢 数希

ダイヤモンド社 2006-12-08
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なかなかおもしろかったです。
これまでにもお金の勉強のためにいろんな本を読んできて、「やっぱインデックスファンドだよなぁ」とか思ってたんですが、この本読んでもやっぱりそのように思いました。
あと、忘れていたこととかもあったので勉強になりましたね。
株とか始めるんだったら、少なくともこの本に書かれているぐらいのことは理解してからにしたほうが無難だと思いますよ。

著者のブログ:
金融日記

December 16, 2006

読書: 報道が教えてくれないアメリカ弱者革命 - 堤 未果

報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか 報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか
堤 未果

海鳴社 2006-04
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これ、1ヶ月前くらいに読んだ。
アメリカのの側面みたいなものについて書かれてある。
僕の知らないことがたくさん書かれてあった。
アメリカについてもっと知りたいと思った。

軍隊にまつわる話が非常に興味深かった。
軍は、あの手この手で若者を入隊させようとするらしい。
軍のリクルーターってのがいて、日々若者を勧誘している。
で、その手法がすごく、なんていうか、ひどい。
貧乏な学校は、国から補助金をもらうのと引き換えに、軍に学生の個人情報を提供していたりするらしい。
その情報をもとに軍のリクルーターは活動を行う。
ターゲットは主に貧しい家の子。
携帯に電話をかけて食事にさそい、「君の将来の夢はなんだ?」ってな話をして、「戦争から帰ってくれば国からの補助で大学に入れる」「戦争に行けば夢がかなう」みたいなことを吹き込む。
そんなトークにころっと騙されちゃう子が戦争に行くことになる。

軍のリクルーターであるアンディ曰く、

「夢を見させてやるんですよ」
アンディはきっぱりと言った。
「裕福なエリアの子供たちは、親が元兵隊とか、よっぼどの愛国心の強い家でないかぎり、それほど入隊を考えることもない。
でも、ハーレムやブロンクスの子供たちは違う。彼らにとって入隊するということは、ひどい環境から抜け出すための唯一の手段なんです。
入隊することで、もしかしたら自分の人生を選び取れるかもしれないという希望を与えてやるんです。しかも市民権や保険、学費に毎月の給料までついてくる。そのうえ祖国の正義を守る仕事だ。こんないい話ありませんよ。」
—— p.120

はっきり言って、騙してるよね。
一番騙されやすい層を狙って騙して戦争に行かせようとしている。

しかし、リクルーターもいろいろ大変らしい。
アンディはこうも言う。

「今になって、やっとわかったんです。五年前僕を入隊させたリクルーターが大学費用やなんかのことで散々嘘を並べ立てた理由が。彼も今の僕と同じで、ノルマをこなせずに歩兵隊に戻されることが怖かったんですね」
—— p.123

戦争から帰ってきても、実際には戦争の後遺症で仕事どころじゃなく、そのままホームレスになる人もたくさんいるらしい。

追記:
以下の記事が非常に参考になります。
日刊ベリタ : 記事 : 影山あさ子「戦争する国・アメリカ」(1) 格差社会が生み出す戦争する若者たち
日刊ベリタ : 記事 : 影山あさ子「戦争する国・アメリカ」(2) イラク戦争にノーと言った勇気ある兵士たち

August 16, 2006

読書: ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する

ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する
スティーヴン・レヴィット スティーヴン・ダブナー 望月 衛

東洋経済新報社 2006-04-28
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これ読んだ。
なかなか読みやすくて良かった。
内容もおもしろい。
どっかのブログで見つけておもしろそうだと思って読んでみたんだけど、どこで見つけたのか思い出せない。

序章から引用。

相関は単に二つの物事――XとYと呼ぼう――には関係があると言っているだけで、関係の方向については何も言っていない。XがYを起こすのかもしれないし、YがXを起こすのかもしれない。もしかしてXとYが両方とも何か他の物事であるZに引き起こされているのかもしれない。

こんな相関を考えてみよう。犯罪がとても多い都市には警官も多い傾向がある。さて、警官の数と犯罪の数の相関を実際の都市2つで見てみよう。デンバーとワシントンDCの人口はほぼ同じだ――一方、ワシントンにはデンバーの3倍もの警官がいて、殺人の件数も8倍だ。それでも、もっと情報がなければどっちがどっちを起こしているのかはわからない。慌て者ならこの数字を見てワシントンで殺人が多いのは警官が多いせいだと言い出すかもしれない。そういう無茶な考え方は昔からあって、だいたいは無茶な行動にたどり着く。こんな昔話もあるぐらいだ。むかしむかし、あるところに王様がいまいした。あるとき王様は、国中で疫病が一番よく起きる地方にはお医者も一番たくさんいると聞きました。王様がどうしたかって?すぐさま医者をみんな撃ち殺せとお触れを出しましたとさ。

―― p.12

相関ってものに対するまともな感覚を持たないとダメだね。
ほんと、原因と結果をごっちゃ混ぜにして考えてしまう人間って多い気がする。
セレブな身なりを真似てもセレブにはなれないでしょ、とか。いや、これはちょっと違うか。
この本にも書いてあるけど、本がたくさんある家で育った子供が賢いのは、家に本がたくさんあるからではなくて、なんていうか、その、そもそも本をそれほど読まない親がいきなりたくさん本を買って家に置いたところで何の効果もないんだよね。

あと、もう一カ所印象に残った部分があったので以下に引用。

「自分でコントロールできないリスク要因に比べると、コントロールできるリスク要因は怖がられないのです」とサンドマンは言う。「BSEの場合、コントロールできないような気がする。今食べている牛肉にブリオンが入っているかどうかわからない。見えないし匂いもしない。それに比べると、台所の汚れは自分でコントロールできる。スポンジをきれいにしておいたり床を掃除したりできるわけです」。

サンドマンの言う「コントロール」の原則で考えると、ほとんどの人が車を運転するより飛行機に乗るのを怖がるのはなぜかわかる。こんなふうに考えているわけだ。――車は自分で運転するから、自分の安全は自分で確保できる。飛行機は自分で運転しないから、どうにもならないたくさんの要因に振り回される。

それじゃ、飛行機に乗るのと車を運転するのとでは、怖がったほうがいいのはほんとはどっちだろう?

―― p.189

要するに、多くの人は感覚に頼って生きているけど、感覚だけじゃ真実は見えてこないよね、とか、そんなふうにこの本を読んで思った。
しかし、著者の一人であるスティーヴン・レヴィットはものすごく自分の感覚・直感に頼ってて、そこがまた面白いのかもしれない。

July 1, 2006

読書: 藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義

最近僕は金融の勉強をしていたりする。
なにやるにしてもお金の知識って必要でしょ。

で、これ読んだ。

藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義 藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義
藤巻 健史

光文社 2003-10-18
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すごく良かった。
とにかくすごくわかりやすいです。

金融系の本はこれまでに何冊か読んできたけど、どれもこれも、なんていうか、「理屈はわかるんだけど、だからどうなの?」みたいなところがあって、あまり身に付かない感じだった。
例えば、スワップっていう金融商品があってこれこれこんな感じで取引されますよ、とか書いてあっても、「ふーん、それで?」みたいにしか思えなくて。
なんていうか、現実感がないんですよね。
株とかだったら、まだもうちょっと身近に感じられて理解しやすいかもしれないけど。
本格的な金融の話は実際の現場をイメージできないと全然頭に入ってこない。

「藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義」は、そういう不満に見事に答えてくれたって感じ。
なんていうか、現場をすごくリアルにイメージできるんですよ。
カチッとした感じの本では全然なく、くだけた感じの文体および構成で、そこがこの本の良さでもある。
ていうか、実際の講義をそのまま本にしてる。

この本には、先物やスワップやオプション等々の金融商品が実際にどのような感じで活用されているのか、ということが具体例とともにわかりやすく書かれてる。
「日銀はなぜ偉いのか」とか「マイナス金利の話」とか「債券と金利の関係」とかの話がとてもわかりやすくて為になった。

適当に引用してみる。

為替先物の原理が分かると、いろんなことが言えます。何が言えるのかということなんですけれども、「皆さんが円預金の代わりにドル預金をしました。その上で皆さんがヘッジをしてしまうとドル預金をしようと円金利で運用したのと同じ利回りにしかなりませんよ」ということが一つ、言えます。皆さんが為替のヘッジをした。ドルを先物で売った。要するにヘッジをしたならばドル預金をしようと円預金をしようと最終的には円貨で同じ利回りにしかなりませんよということです。先物のレートがそのように決まるのですから、当たり前の話です。

ところで、今マイナス金利の世界の概念的な話をしましたけど、外銀が実際にマイナス金利を作っているのです。マイナス金利の世界は実際に存在しているのです。日銀の当座預金がどんどんふくれあがっていますが、日銀は「日銀の当座預金がふくれると、0%金利なのでいずれこれが貸し金に回るのでないか」とい期待を持っているのです。ところがマイナス金利を作っている外銀にとってみると預金を日銀の当座預金に置くだけで利益が出てしまうのです。

とか。

ちなみに、藤巻健史氏はチャートが嫌いだそう。

私は個人的にはチャートは嫌いです。チャートは科学的ではないと思っているからです。
(略)
トレーディングをする時、特に経験がないと何かに頼りたいんですよね。人の意見でもいい。やっぱり不安なんです。マーケットとはどのくらい深いものか分からないし、実際、ものすごい巨大なものなんですけれども、分からない。何かに頼りたくなる。ということで何かの判断材料としてチャートに頼りたくなるんじゃないかなという気が私はしてます。
(p107-p108)

僕もチャートは意味無いと思ってる。

March 17, 2006

読書: ゴールドラッシュの「超」ビジネスモデル

ゴールドラッシュの「超」ビジネスモデル ゴールドラッシュの「超」ビジネスモデル
野口 悠紀雄

新潮社 2005-09-21
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これ、半分くらい読んだんですが、かなり面白いです。
シリコンバレーの起業話を詰め込んだだけの本かと思ってたんですが、ちょっと違ってました。
良い意味で期待を裏切られた感じです。
カリフォルニアの歴史とそれに関わった人物の話なのですが、うまくまとめられていてめちゃくちゃ面白いです。

ていうか、学生のときは歴史は大嫌いだったなあ。
歴史の勉強が面白くないのは、覚えることが多すぎるからだと思う。
多分、僕は歴史のその事実よりもそこに登場する人物を想像するのが楽しいんだろうな。

この本、「ゴールドラッシュの「超」ビジネスモデル」にはいろんな人が出てくる。
みんなすごい。
何がすごいかって、みんなエネルギーに満ちあふれている。
ゴールドラッシュ当時、カリフォルニアに集まって来ていた人たちはみんな野望に満ちあふれていた。
初めの頃、東海岸からカリフォルニアに行くには6ヶ月くらいかかったらしい。
で途中で死ぬ人もたくさんいる。
そういうリスクを乗り越えた人たちが結果的にカリフォルニアに集まったわけなんですね。

みんな金が目当てでカリフォルニアに来たわけなんだけど、やっぱ頭いい人は目の付けどころがちがう。
金を採掘するための道具を大量に仕入れて売って大儲けする人とかが出てくるわけ。
で、作業用のズボンとしてもっと丈夫なものが作れないかということで、できたのがジーパン。
丈夫な馬車をつくって儲ける人とか、それを襲う強盗とかも出てくる。
ジョン万次郎も出てきた。
アメリカの歴史っておもしろいなあと改めて思いましたよ。

残り半分を読むのが楽しみ。
今読んでる所はまだ1800年代後半ぐらいの話で、大陸横断鉄道ができたところ。

February 1, 2006

あの時買っていれば!

去年、株を始めようかどうしようか悩んでいたんですが、結局始めませんでした。

もし株を初めていれば、ライブドア株を少しは買っていたかもしれません。
そうすると、今頃は損してたでしょう。
考え方によっては、僕はその損失を免れることができたのです。

俺すげー!

株に関しては、逆にこう考える人のほうが多いでしょうね。
「あの時買っていれば!」と。

December 9, 2005

asahi.com: みずほ証券、誤まって大量の売り注文 株式市場は混乱 - ビジネス

asahi.com: みずほ証券、誤まって大量の売り注文 株式市場は混乱 - ビジネス

61万円で1株の売りとするところを、1円で61万株の売りと誤って入力した。注文が不自然だという警告が入力画面に出たが、担当者は無視して作業を続けたという。

コワー((( ;゚Д゚)))

[追記]
$225 million dollar typoとか言われてるよ。